AED自動体外式除細動器 あきデンタルクリニック

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TEL:0270-25-0330

AED 自動体外式除細動器

AED設置の歯科医院です。

AED 自動体外式除細動器 AED(自動体外式除細動器)とは、心臓がけいれんし血液を流すポンプ機能を失った状態(心室細動)になった心臓に対して、電気ショックを与え、正常なリズムに戻すための医療機器です。
2004年7月より医療従事者ではない一般市民でも使用できるようになり、病院や診療所、救急車はもちろんのこと、空港、駅、スポーツクラブ、学校、公共施設、企業等人が多く集まるところを中心に設置されています。
AEDは、操作方法を音声ガイドしてくれるため、簡単に使用することができます。 また、心臓の動き(心電図)を自動解析し、電気ショックが必要な方にのみ電気ショックを流す仕組みになっているので、安心です。 最近では、一般市民の方がAEDを使用して救命した事例も増えてきました。

BLS&AED

BLS&AED 突然の心停止(心臓突然死)の原因は、心臓がけいれんして全身に血液を送ることが出来なくなっていまう心室細動によるものがほとんどであり、心室細動に対して有効な治療法はAED(自動体外式除細動器)のみです。
日本においても心臓突然死で約3万人の方が亡くなっていると推定され、交通事故死よりも遥かに多い数字です。
心室細動は心臓に疾患がある人だけがなるのではありません。健康な人も発症し、スポーツ中や子供も起こす場合があります。発育過程の子供は胸郭が軟らかく前胸部へ加わった衝撃が心臓へ伝わり(野球のボールや肘や膝が胸に当たったりして起こります。)心臓がけいれん「心臓震盪(しんとう)」を起こしてしまいます。
除細動を成功させるのは時間との勝負であり、成功する確率は1分除細動が遅れるごとに10%低下し、10分を超えるとほとんどの人が救命できません。もし治療が何もされないでいると心室細動は心停止(心静止)へと変化してしまいます。

救命の連鎖(Chain of survival)

1:早期の通報(119番)
2:早期の心肺蘇生
3:早期の除細動
4:早期の二次救命処置

そばに居合わせた人による迅速な一次救命処置は、他のどのような処置よりも有効であり、救命率の向上につながるもっとも重要な行動は早期除細動です。

119番通報後、救急隊が到着するまで約5〜6分の時間がかかります。その間にいかに早く、除細動を行えるかが、問題となります。
AEDが無い場合は、心臓と脳に血流を送り機能障害を予防するのと、心室細動が心停止に以降するのを遅らせるために心臓マッサージを行わなければなりません。

そばにいる人が救命処置を行うかどうかで10倍以上生存率が違います。

救急隊や病院に依存するだけでは生存率の改善は望めません。大切な命を救うには早期除細動が必須です。

かけがえのない命のために、一人でも多くの人々が心肺蘇生の講習を受け、AEDを使用できるようになることを私たちは望んでいます。

CRP/AED(心肺蘇生・自動体外式除細動器) -あなたにしかできないことがあります-

疾病者に遭遇したら

もし、あなたが疾病者に遭遇し、AEDを設置してある個所がわかっているのなら…救える命があります。左記のフローを一度だけでも読んでみてください。頭の片隅にでも構いません、思い留めてもらえれば、それだけでも救命の可能性はあがります。
体動なし、または反応なし
119番または緊急番号に通報
AEDを取ってくる

あるいは(もしいれば)二人目の
救助者に通報とAEDを頼む
気道を確保し、呼吸を確認
呼吸がない場合は
胸の上がる人工呼吸を2回行う
反応がなければ脈拍をチェック
10秒以内に明確な脈拍を感じるか?
脈拍あり ・5〜6秒ごとに人工呼吸を1回
・2分ごとに脈拍を再チェック
脈拍なし
胸骨圧迫30回
人工呼吸2回のサイクルを実施
AED/除細動器が到着するか、救急隊に引き継ぐまで、あるいは傷病者の体動がみられるまで
強く、速く押し(100回/分)、胸壁が完全にもとに戻るまで力を抜く胸骨圧迫の中断を最小限にする
AED/除細動器の到着
心リズムをチェック
ショック適応のリズムか
ショック適応  ショック不要
ショックを1回行う
ただちにCRPを再開

5サイクル実施
ただちにCRPを再開
5サイクル実施
5サイクルごとに心リズムをチェック。救急隊に引き継ぐまで、あるいは傷病者の体動がみられるまで続行